前篇を読んでない方はコチラ・・・>巨大ロボ・大鉄(前篇)
*** 前回までのあらすじ ***
大日本男復権協会は総力を挙げて巨大ロボ・大鉄を造り上げた。そして女子大の陸上競技部を襲撃に行く。威圧感と大砲で彼女達を追い詰めていく。
「キャーー!!アブナイ!!」
彼女達は逃げた。
「どうだ!!総裁達てのご希望で搭載した”男尊砲”の威力は!!」
寺林は自慢げに叫んだ。
一方の彼女達は追い詰められてしまった。
「どうしよう、、、、」
一人が迫りくる巨大な敵を見上げた。
「あれって、男のタマタマみたいじゃない?」
「もしかしたらソコが弱点かも」
「よしっ!みんなで攻撃してみよう!」
「ソレッ!!キンタマめがけて!!」
彼女達はハンマーや槍を投げた。
ボディーに当たってもロボはびくともしなかったが、キンタマに当たると、、、、
股間をおさえて唸り始めた。
「キャハハッ!!巨大ロボもソコが急所なのねw」
「ハハハハッ!!人間の男みたいw」
その時、寺林の表情が凍り付いた。
「ソコはロボのCPU!!量子型コンピューターだから、常に冷却してないといけない。なので、外部に出すようにしていたんだが、、、、」
量子型CPUは異常な動作をし始めた。
そして、膨大な労力と莫大な予算を費やして製造した巨大ロボットは大爆発した。
「起動初日でこんなになってしまった、、、、」
寺林は泣きながら残骸を見つめていた。
*** おわり ***
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