のどかな文教地区に足早に歩く男がいた。
男「やっとあの子の学校がわかったぞ。時間がない。早く会わなくては、、、、」
男は超名門お嬢様学校・白茜女学院の校門前で待ち構えていた。
しばらくすると、その子が出てきた。
男「ずっと探してたよ。君は西園寺清美だよね?」
清美「ええ、まあ、、、、あなたは誰ですか?」
男「地球はもうすぐ滅亡するんだ。それを回避するには君の力が必要なんだ。俺と一緒に神の庭園に行こう!!」
清美「キャ~、変な人。誰か助けてください」
男は警察に連行された。
男「何度も言ってるじゃあないですか!!地球は9月23日に隕石の衝突で滅亡するんです」
警察「何を根拠に?」
男「コルテテの予言書です。僕はコルテテ族の血を引いてるものなんです」
警察「なんだそれ?」
男「この紫色の目が証拠です。僕は祖父からコルテテの話はよく聞いて育ったんです」
警察「とにかく、あの子には二度と近寄らないように!」
警察は厳重注意で男を帰した。
しかし、数日後、、、、
「緊急ニュースです。NASAが重大発表をしました。巨大隕石が地球に接近中で、9月23日に衝突するとのことです。地球は滅亡、、、だそうです、、、」
このニュースで世界中が絶望的になった。
そんな中、高名な考古学者が声明を出した。
「これは数千年前、コルテテ族が予言していたことである。それを阻止するには、コルテテ族の特徴である紫色の目をした男女が誓いの聖台で奇跡の呪文を唱えるしかない」
世界中がコルテテ族の末裔探しに取り掛かった。
何人か見つかったが、紫色の目を受け継いだものはいなかった。
男は再び彼女の通う学校前で待ち構えた。
聖「僕は楠木聖。ニュースのことは知ってるよね?」
清美「はい」
聖「君も僕も紫色の目をしている。コルテテ族の血を引いている証拠だ」
清美「うちの曾祖母が異国から来たそうで、、、」
聖「昔、民族弾圧でコルテテ人の大半は殺されたんだ。王子と王女は命からがら日本に亡命したんだ。王女は君の曾祖母、王子は僕の曾祖父なんだ」
清美「そんなことが、、、、」
聖「地球を救えるのは僕達しかいないんだ。一緒に行ってくれるよね?」
清美「はい、、、、」
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二人のことはマスコミに知られてしまった。
世界中から報道陣が押し寄せ、記者会見を開くことになった。
記者「今のお気持ちは?」
聖「使命を果たしたい気持ちでいっぱいです。コルテテの血を引いたことに誇りを感じています」
記者「清美さんは?」
清美「・・・・・・・・」
彼女はとても内気だった。
記者「どんな呪文なんですか?」
聖「今は言えません。むやみに言うと効力を失うと聞いたので」
世界中が大注目の記者会見を終えた後、二人で打ち合わせをすることにした。
しかし、そこで重大な問題が起きてしまう!!!
つづきはコチラ・・・・後篇