私の名前は芽衣。
現在26歳で、独身。
会社務めをしている。
親友の帆夏から結婚するという連絡をもらった。
お相手は、驚くことに小学校から高校までずっと同じだった大樹なのだ。
私は二人の結婚を祝福した。
結婚から数か月後、帆夏から突然、電話がかかってきた。
「帆夏?幸せにしてるの?のろけをはじめるの?」
「・・・・大樹の暴力がひどくて、、、」
「本当に?大樹って、温厚な人だったけど。今度、大樹に会って話してみる」
「うん、、、、ありがとう、、、、」
私はどうしようか考えた。
DV癖は治らない。
女性に暴力を振るわないようにするには、、、、
実は、私には特殊な能力があるの。
男の人のキンタマを蹴ると、タイムスリップするというもの。
今まで、その能力を使って色々な問題を解決してきたから、今回もそうしてみることにした。
待ち合わせ場所に大樹が待っていた。
「大樹、久しぶり」
「おお、芽衣、元気か?」
「ところで、帆夏から聞いたんだけど、暴力をふるったりしてない?」
「あ~、ちょっとカッときて」
「そう、、、、ちょっとごめん」
私は彼のキンタマを蹴り上げた。
私は時空間を移動した。
中学時代にタイムスリップしたようだ。
私は大樹に校舎の裏に来るように言った。
「テメー、むかつくんだよ!!」
私は荒治療として、彼をコテンパンにのした。
女性に対する恐怖感を植え付けるためだ。
最後にキンタマを蹴り上げた。
私は現在に戻った。
帆夏に連絡すると、別の男性と結婚していて、平和に暮らしているとのことだった。
私は安心した。
一方、大樹はどうなったか調べてみた。
どうやら仕事もせず、引きこもり気味だそうだ。
私は強引に大樹に面会を求めた。
「大樹、どうしちゃったの?」
「うん、、、、大学受験はうまくいかず、しょうがないから滑り止めに通ったんだ。就職活動もいいようにはいかず、あまり興味のない会社に入って、、、、」
「そうなの。仕事は探してるの?」
「う~~ん。なんか、力が出ないというか、、、、」
「しっかりなさい!なんか、消極的な感じに見えるわ」
「それもこれも君のせいなんだ!中学の時、僕をボコボコにしたよね。女の子にやられたから、自信を失ったんだ」
「そ、そうだったの、、、、」
私は責任を感じた。
どうにかしてあげなくては。
「大樹、ちょっと立ち上がってみて」
そして、私は金蹴りをした。
「男って、意外とデリケートなのね、、、、」
私は、高校時代にやって来た。
*** 後篇をどうぞ ***