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ーーー 前回のあらすじ ーーー
サワディームという国で外国人の盗賊ザッキーニが捕まった。
数日後、彼は留置所から脱出した。
捜索は難航し、兵学校の訓練生まで駆り出された。
戦士に憧れる訓練生のシャーワンも捜索に加わった。
彼女がひとりで探していると、ナムラ川付近でザッキーニを見つけた。
彼女は彼を捕らえようとするが、反撃にあってしまう。

シャーワンは、ザッキーニにこっぴどく殴られた。
「なんかムラムラしてきたぜ」
男はズボンを下ろし、シャツを脱いだ。
「どうせまだ男を知らんだろ。
俺が教えてやる」
男は裸でシャーワンに迫ってきた。
シャーワンに抱きつこうとすると、、、、

彼女は最後の力を振り絞り小さなナイフで男の肉棒に切りかかった。
弱っていたのでコントロールかきかず、傷は浅かった。

「うっ、、、いてえな!!
ったく、、、、
なんか萎えてきた」

「こんな国はこりごりだ!」
ザッキーニは隣の国まで泳ぐことにした。

シャーワンは起き上った。
小隊のもとに戻るために歩きだした。
遠くから悲鳴らしきものがした。
しかし、悔し泣きしている彼女には聞こえなかった。

悲鳴の主は、ザッキーニであった。
男性器から流れる血の匂いをある魚が嗅ぎつけた。
それは肉食魚だった。
その一匹がイチモツにかぶりつくと、次から次へと群れが彼に噛みついた。

その時の悔しさを胸にシャーワンは、より一層精進した。
数年後、サワディームで最も優秀な女戦士になった。
*** おわり ***
