前編をまだ読んでない方はコチラ・・・>ユウナの危機一髪
【登場人物】
ユウナ・・・パワハラを訴えた女子体操選手。身長148センチと小柄。
ギガンテス小西・・・男復権協会の刺客。身長230センチの大型プロレスラー。
大日本男復権協会・・・日本に男の威厳を取り戻すための組織。男尊女卑を掲げる。創設者は東郷寺重右衛門。
ーーー 前回のあらすじ ーーー
ユウナは東郷寺がかわいがっている早川をパワハラで告発する。男復権協会はユウナに圧をかけるために巨大プロレスラー・ギガンテス小西を送り込む。ユウナが一人の時を見計らってギガンテスは彼女に襲い掛かる。
小柄なユウナは台の下に隠れてなんとか大男の攻撃をしのいでいた。
図体の大きいギガンテスにとって狭い場所に隠れられたらやりにくかった。
彼は棒で彼女を突こうと思いついた。
棒を取りに行って、台の下をガンガン突いた。
「なんか手ごたえがないな、、、、」
そう思っていると、、、、
背後にユウナが現れ、キンタマを蹴り上げた。
「うぐぐぐぐっ、、、、」
男は痛さのあまりうずくまった。
ユウナは急いで体育館へ逃げていった。
「どうしよう、、、、またやってくるわ」
策を考えていると、体育館にぶら下がっているトレーニング用のロープが目に留まった。
「なんとかなるかも」
ギガンテスは回復して体育館にやってきた。
辺りを見回してもユウナはいなかった。
「おかしいな、、、、隠れる場所は無さそうだし、、、、」
ふと上を見上げるとロープにしがみついているユウナを見つけた。
彼女は敵が上ってこれないようロープを折り曲げていた。
「あれじゃあ届かない。なにかないか、、、、」
あたりを見回すと、平均台が目に入った。
「よし、あれを使えば届くだろう」
彼は平均台をユウナの下まで移動させた。
ギガンテスは台に上がり必死で手を伸ばした。
「おらっ!絶対に捕まえてやる!」
「キャッーーー!!やめてーーー!!」
届きそうで届かなかった。
彼はムキになった。
「ぐぬぬっ!!もう少しだ!!」
さらに無理して捕まえようとしたら、、、、
彼は足を滑らせてしまった。
「あっ!!」
「エッ!!」
その瞬間、体育館の中が無音になった。
そして、、、
滑った男は股間を強打した。
強烈な衝撃音が鳴り響いた。
「あがががぁぁぁ、、、、、」
男は絶望の状態になった。
その時である、、、、
「私、、、力尽きそう、、、」
握力を使い果たしたユウナは、、、、
ギガンテスのチンチンの上に落ちた。
男は絶望のもっと深いところに落とされた。
「だいじょうぶですか?最後のだけはゴメンナサイ」
ユウナは男を心配したが、反応はなかった。
ギガンテスはキンタマとチンチンに重傷を負った。
毎日腫れあがったモノを冷やすはめになった。
いっぽうのユウナは大きなチンチンがクッションになって無傷であった。
*** おわり ***