【Pcolle|女子バレーのページ】
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【登場人物】
ユキ・・・ケルンジャー。憎き悪人を成敗する。
安藤・・・ユキの助手。
ヤン・・・中国拳法の達人にして悪の請負人。
ーーー 前回のあらすじ ーーー
チャイニーズマフィアが人身売買をしている現場にBBクラブが突入し、少女たちを救出した。
その際、ケルンジャーの一人が暗号解読機を押収した。
マフィアは解読機を取り戻すため中国拳法の達人ヤンを送る。
大胆不敵なヤンはBBクラブのアジトに堂々と入る。
ユキと安藤は取り押さえようとするが、ヤンに秘孔を突かれてしまう。
「ハハハッ!動けんだろ?これが中国四千年の技だ」
ヤンは嘲笑った。
「ウグググ、、、、」
ユキと安藤の体は固まってしまった。
「24時間続く」
「う、、、もどかしい、、、、」
ヤンはアジトの中を探しまくった。
だが、見つけることができなかった。
「おい、どこにあるんだ?」
「そんなの知らないわ」
ユキは答えた。
「ヤ~~レ、探し回ってたら、小腹がすいてきたわい」
ヤンは冷蔵庫を開けた。
「オッ!おいしそうなプリンがあるぞ」
彼はプリンを食べ始めた。
そのとき、、、、
「な、なんだアリャ?!ス、スゴイ、、、、」
安藤の顔が青ざめた。
「やっぱり日本のものはウマイな」
ヤンはプリンを食べ続けた。
「んん??なにやら気配が、、、、」
ヤンが振り返ると、、、、
怒りで燃え上がっているユキが迫ってきていた。
「プ、プリンを食べたわね!!!あれ、わたしの!!!」
「ハ、、、、ヒヒヒヒ、、、、」
ヤンは恐怖で立ち尽くした。
「ア、、アタッ、、、アタッッ、、、」
ヤンは秘孔を突いたが、ユキには全く効かなかった。
「こんな凄いユキさん、初めて、、、、」
安藤は驚いた。
ボォォゴォォン!!!!!
ユキはヒザをヤンの金的にブチ込んだ。
ぐぅぢゃゃ!!!!!
生々しい破裂音とともにヤンは吹っ飛んだ。
ヤンは痛さのあまり気絶してしまった。
「楽しみにしてたのに、、、、」
ユキはつぶやいた。
「敵ながらご愁傷様、、、、」
安藤は思った。
数日後、、、、
安藤はアイスクリームを食べようと冷凍庫を開けた。
「あれ?たしかにあるはずなんだが、、、、」
そこにユキが来た。
「なにしてるの?安藤クン」
「ああ、ユキさん、僕のアイスクリーム知りません?」
「ああ、こないだ食べちゃった」
悪びれもせずユキは答えた。
「エエエッッッーーー!!!楽しみにしてたんですよ!!!」
「男がそんな小さなこと気にしない」
「うぐっ」
「さ~て、遊びに行くか!!」
ユキは去っていった。
「ア、アンタってヒトは、、、、」
安藤はあきれ果てた。
*** おわり ***